日本語 ENGLISH
検索
お問い合わせ
大阪・関西万博NTTパビリオン
大阪・関西万博NTTパビリオン「感情を纏う建築」とは
大阪・関西万博NTTパビリオン「感情を纏う建築」とは
大阪・関西万博NTTパビリオン
賑わいと
憩いの場を創る
デジタルな暮らしを支える

NTTアーバンソリューションズグループは、まちに、社会に、さまざまな価値を提供することにより、地域社会の課題解決に取り組んでいます。本シリーズでは、その取り組みを具体的にご紹介。
今回取り上げたのは、NTTファシリティーズが建築設計を担当する2025年開催の大阪・関西万博におけるNTTパビリオン。「感情を纏う建築」というコンセプトで建築された展示棟は、人と自然、リアルとデジタルが心地よく共存する空間創造をめざしています。そのポイントについて伺いました。

パビリオン概要

NTTパビリオンは、万博会場東ゲートゾーンに最も近い場所に位置し、3つの展示棟と1つの事務所棟、計4棟からなる分棟方式で構成されています。大きなボリュームの構造物を建てるのではなく、建築と環境が溶け合うような関係性を築き、周囲にひらかれた公園のような空間をめざして建築されました。各棟がゆるくつながりながらも生態系を構成するように共存し、全体として「多様でありながら、ひとつでもある」ような空間性をデザインしています。

パビリオン概要

設計者紹介

お話を伺った方

NTTファシリティーズ

畠山 文聡
一級建築士。1998年にNTTファシリティーズに入社し数々のプロジェクトを統括。30代前半で自身の建築論「エスキス的空間の実現」を構築し多数の建築作品の創作を通じて「多種同在的建築空間概念」の思想哲学と実践に至る。一貫して"関係性を読み解き感受性を刺激するデザイン"による建築設計活動を行っている。

※肩書き・所属・業務内容などはすべて取材当時のものです。

設計に込めた想い 
―人と自然とデジタルが溶け合うパビリオン―

「糸のような構造体は人が触れると音が鳴り、建物を覆う布は自然の風を受けてゆるやかに揺らめく。また建物内の来館者の感動や熱狂と呼応して布が振動することで、パビリオン全体が感情をもった生命体のようにうごめく。展示体験や広場での集い、縁側でのくつろぎ、糸の振動、布の動き、風、光、木々、デジタルによる動き、すべてが多様であり、ひとつである。」

人も自然もデジタルも多種同在な空間が可能であることを伝えたいと考えて、設計しています。

NTT PAVILION EXPO 2025 -感情を纏う建築

パビリオンの設計ポイント① 
日本初 カーボンファイバー構造のパビリオン

軽やかなパビリオンを支えるのは、無数のカーボンファイバーワイヤーです。無柱空間を実現しながらも、テントやサーカス小屋のような軽やかな建築をめざし、テンション構造を採用しました。これは、主要なテンション構造部材としてカーボンファイバーを採用した日本初の事例です。カーボンワイヤーを用いて建物の梁部材を吊り上げることにより、小さい部材寸法で展示空間に適した大スパン架構を実現し、総体としての鋼材量低減及び二酸化炭素低減に寄与しています。

日本初 カーボンファイバー構造のパビリオン

パビリオンの設計ポイント② 
建物を彩る布

循環性のある植物由来の布を使用

NTTパビリオンでは、外観に軽量かつデザイン性に優れた『布』を活用しており、手作業で取り付けられた色とりどりの布が、光や風を受けて表情を変えていくように設計しました。白色を含む31色の布は、一部工程を能登半島にある中能登町の工場で製造しており、植物性由来のPLA(ポリ乳酸)を原料とした100%自然に還る素材ということで採用しています。これが、被災地の復興の一助にもなればと考えています。

植物性由来のカラフルな布が建物壁面を彩る内側の布

植物性由来のカラフルな布が建物壁面を彩る内側の布

紫外線をカットし日除け効果のある外側の布

紫外線をカットし日除け効果のある外側の布

NTTグループ社員と一緒につくる天蓋布 (会期前)

全国各地で開催されたワークショップに参加したNTTグループ社員約300名に布を編んでもらい、つなぎ合わせることで一つの大きな天蓋布とし、パビリオンのウェルカムゾーンに飾りました。「つむぐ」をキーワードにデザインしたこの天蓋には、社員が万博へはせる想い、能登半島地震の被災地支援の想いに加えて、来場者への温かなおもてなしの気持ちも込められています。

NTTグループ社員と一緒につくる天蓋布 (会期前)
NTTグループ社員と一緒につくる天蓋布 (会期前)

来館者の子ども達がカラフルな布を建物に結びつける (会期中)

会期中、建設工程で取り付けた18万枚の布に加えて、来場する子ども達に約3万枚のカラフルな布の中から好きな色を選んでもらい、建物壁面に結び付けてもらいます。会期初期から徐々にカラフルな布が追加されていくことで、建物壁面が色づき、表情を変えていくように設計しました。子どもたちと一緒にパビリオンをつくりあげることで、会期後に建物がなくなった後も、体験として子どもたちの記憶に残り続けることをめざした取り組みです。

  • 本記事は「NTT FACILITES JOURNAL」から転載したものです。

NTTアーバンソリューションズグループでは、地域課題解決に向けたさまざまな取り組みを行っています。
「あなたと、まちと、みらいをつなぐ。」
NTTグループがもつICT、不動産、エネルギー、環境技術などのリソースを最大限に活用することにより、地域の皆様の個性豊かで活力
ある街づくりをサポートしてまいります。
お問い合わせはこちら

ページトップに戻る