Green Futureレポート

Green Future Report
森林保全活動を通じて
生物多様性への理解を深める

エコロじいの森2
植樹イベント
エコロじいの森2 植樹イベント

NTTアーバンソリューションズ株式会社は2026年5月30日、東京都青梅市梅郷(ばいごう)の企業の森「エコロじいの森2」において、1回目の森林保全活動である植樹イベントを開催しました。当社グループの社員および家族33名が参加し、約200本の「花粉の少ないスギの苗木」を植樹しました。

NTTアーバンソリューションズグループ2件目となる「企業の森」の活動がはじまりました

NTTアーバンソリューションズグループは、「街づくり」に関するコンサルティング、不動産開発、設計・設備管理、プロパティマネジメントなどにおける生物多様性の保全と回復の重要性をふまえ、2025年10月に「NTTアーバンソリューションズグループ生物多様性方針」を策定するとともに、社員を対象とした生物多様性に関するさまざまな教育の機会を設け、リテラシー向上に取り組んでいます。株式会社NTTファシリティーズは、2017年3月に公益財団法人東京都農林水産振興財団が東京都とともに進める「企業の森」の趣旨に賛同して協定を締結。東京都青梅市黒沢の森林を「エコロじいの森」と命名して、森林整備活動を実施してきました。そして2026年3月、NTTアーバンソリューションズとして新たに協定を締結し、青梅市梅郷(ばいごう)の森林を「エコロじいの森2」と命名しました。グループとしては2件目の「企業の森」となります。「エコロじいの森」(青梅市黒沢)と同様に、今後10年間の森林整備費用をNTTアーバンソリューションズが負担するとともに、社員による植樹や下刈りなどを通じて森林保全活動に貢献し、生物多様性に関する社員コミュニケーションの場として活用していきます。

企業の森とは:「花粉の少ない森づくり運動」の一環である「企業の森」は、東京都の多摩産材の利用促進・花粉対策を寄附金により支える制度です。対象となる森林の所有者、東京都農林水産振興財団、協賛企業・団体の三者で森林整備に関する10年間の協定を締結し、企業・団体は森林整備などの相当分を寄附するとともに、森林育成活動への協力を行います。その間、森に名前をつけて社会貢献活動のPRや研修の場として活用することができます。 青梅市黒沢の「エコロじいの森」:2017年4月にNTTファシリティーズの社員や家族が、山に約300本の「花粉の少ないスギの苗木」を植えた後、地域の方々と協力して定期的に下刈りや枝打ちなどの森林保全活動を行ってきました。2022年度からは参加の枠組みをNTTアーバンソリューションズグループへと広げ、保全作業以外に成長観察会や体験学習も行っています。植えた木々は、今では樹高3メートルを超えるまでに成長しました。

当社グループの社員および家族33名が「エコロじいの森2」に約200本の苗木を植えました

2026年5月30日朝、「エコロじいの森2」に当社グループの社員および家族33名が集合して、植樹イベントを開催しました。記念すべき最初の活動ということで、「エコロじいの森2」の名称が記載された看板の除幕式などの式典を行った後、全員で1時間ほどかけて「花粉の少ないスギの苗木」を植えていきました。開催に際しては、数日前から周辺のクマ出没情報を確認し、開催数時間前には追い払いのためにクマよけホーンを鳴らすなど、綿密なクマ対策を行いました。植樹作業で平地部分に植えた苗木の数は約200本。1人あたり6本ずつ植える計算になりますが、慣れない鍬を使いながらの作業はなかなかの重労働。よい汗をかきながらみんなで楽しく作業を行いました。「エコロじいの森2」は、今後も社員などに向けた生物多様性に関するコミュニケーションの強化や、教育の機会などに活用していく予定です。

青梅市梅郷(ばいごう)。

青梅市梅郷(ばいごう)。多摩川の南岸に広がるこのエリアは、名前の通り梅の名所として知られています。「エコロじいの森2」は、川の北岸にあるJR青梅線日向和田駅から橋を渡り、南西へ歩いて20分ほどの場所にあります。

これから森林保全活動を行っていく「エコロじいの森2」

こちらがこれから森林保全活動を行っていく「エコロじいの森2」。平地部分が対象のエリアとなります。

エリアの前には「エコロじいの森2」の名称が記された看板が立てられています。

エリアの前には「エコロじいの森2」の名称が記された看板が立てられています。イベント当日は看板の除幕式も行われました。

NTTアーバンソリューションズ 池田社長 イベント開会の挨拶

除幕式に先立って、NTTアーバンソリューションズ 池田社長がイベント開会の挨拶をしました。「環境問題、特に脱炭素や生物多様性の維持は企業にとって重要な課題です。『エコロじいの森』で培った経験や地域の方とのつながりを受け継ぎながら、さらに未来に向けて長期的に取り組んでいきたいと思っています」

東京都農林水産振興財団 寺﨑理事長

続いて東京都農林水産振興財団 寺﨑理事長にお言葉をいただきました。「青梅を含め多摩地域の森林は植林から50年以上が経過して更新の時期を過ぎていますが、なかなか間伐も進まず、どうやって美しい森を将来に遺していくかという大きな課題に行きあたっています。こうした中、NTTアーバンソリューションズグループをはじめ多くの企業・団体のみなさまにご支援をいただき、この『企業の森』の活動の輪がどんどん広がっています。本当にありがとうございます」

東京都農林水産振興財団 林係長

除幕式の後、東京都農林水産振興財団 林係長から森林循環についての話をしていただきました。「スギは縄文時代から使われてきた、日本人にとって重要な木です。スギは成長が早く、二酸化炭素を吸収しながら大きくなっていきますが、花粉を出すのは植えてから約20年経ってから。しかし樹齢50年以上になると、花粉はたくさん出しますが、二酸化炭素は吸収しなくなります。ですから、環境のためにも花粉対策のためにも、定期的に伐採更新していくことが大切です」

協同組合「東京・杣人の連(そまうどのれん)」藤ノ木さん

植樹作業のインストラクターを務めてくださった、協同組合「東京・杣人の連(そまうどのれん)」藤ノ木さん。手に持っているのは、コンテナ(複数の細長い穴が空いた栽培容器)で育てたスギの苗。根付きがよく、少々時期が外れていても植樹することができるそうです。苗の説明に続き、唐鍬(とうぐわ)を使った苗の植え方を教えていただきました。

代表者による記念植樹の様子

全員での作業の前に、代表者による記念植樹を行いました。

全員がエリア内に散らばって、約1.8メートル間隔で立てられた青いポールを目印に苗を植えていく様子

その後は全員がエリア内に散らばって、約1.8メートル間隔で立てられた青いポールを目印に苗を植えていきます。植樹のために用意された約200本のスギの苗木は東京都農林水産振興財団が種子を生産し、東京都内の生産者が苗木まで育てたもので、花粉が少ないという特長があります。

唐鍬の刃の横の部分を用いて地表の草や石などを剥いだ後、唐鍬の刃の長さ程度の深さの穴を掘ります。親子で参加した社員もおり、植樹作業を通し、楽しく学習しました

唐鍬の刃の横の部分を用いて地表の草や石などを剥いだ後、唐鍬の刃の長さ程度の深さの穴を掘ります。そして穴のまわりの土を手で押さえて隙間を作っておき、苗木を垂直に植えたら、周囲に土を埋め戻します。倒れないようにしっかり土を固めることで、苗木が良好に育ちます。親子で参加した社員もおり、植樹作業を通し、楽しく学習しました。

NTTアーバンソリューションズ 川口副社長 閉会の挨拶

「今日こうしてみなさんと『エコロじいの森2』で将来に森となる木を植えることで、『エコロじいの森』に続いて未来の環境づくりにまた一歩踏み出せたことをうれしく思います」約1時間ですべての植樹作業を終え、NTTアーバンソリューションズ 川口副社長の閉会の言葉で植樹イベントが無事に終了。イベントを通じて、今後の森の育成・保全に向けた第一歩となる知見や経験を得るとともに、その重要性への理解を深めることができました。

イベントに参加された方々に、感想や活動に込めた思いを語ってもらいました
参加社員
NTTアーバンソリューションズ 株式会社 街づくり推進本部 吉川勲さん

NTTアーバンソリューションズ
株式会社
街づくり推進本部

吉川勲さん

環境負荷低減に向けたグループの取り組みを、実際にフィールドに出て体験できるまたとない機会と思い参加しました。私は多摩川の下流域の街で暮らしているので、同じ川の上流にこんなに緑豊かな自然があることにまず感動しました。財団の方からお話を伺って学ぶことも多かったですし、何よりとても楽しくて、貴重な体験だったと思います。

株式会社NTTファシリティーズ 経営企画部 臼田ゆかりさん

株式会社NTTファシリティーズ
経営企画部

臼田ゆかりさん

もともと山登りが趣味で自然は大好きですし、大学の時にランドスケープデザインを学んだり、仕事でも脱炭素についてのコンサルティングを経験したこともあって、自然に触れつつ環境にも貢献できる活動とあってぜひ参加したいと思いました。植樹はまず苗がかわいらしいなと感じました。作業は想像以上の重労働でしたが、その分愛着が湧いて、「元気に育ってね」と思いました。梅郷の街にはおいしそうな野菜を売っている店もあったので、次回以降も参加して食材をゲットしたいと思います。

NTT都市開発株式会社 ビル・商業事業本部 新倉零也さん

NTT都市開発株式会社
ビル・商業事業本部

新倉零也さん

私は今年新卒で入社したばかりなので、自社やグループについてまだ知らないことがたくさんあります。そこで4月の新人研修の際に活動のことを聞いて、ボランティアや自然に関しても興味があったので参加しようと思いました。4月からは都心で一人暮らししているので、青梅のような自然豊かな所に来てほっとしましたし、久しぶりにミミズを見て懐かしいなと思いました。鍬を使ったのは初めての体験でしたし、自分が植えた苗が周囲の森の木のように大きくなることを考えたらワクワクしました。とても楽しかったです。

エコロじいの森2 お楽しみマップ

参加した社員に事前に配布された「エコロじいの森2 お楽しみマップ」。駅から森までのルートとともに、名所や飲食店など周辺の主なスポットが載っています。

公益財団法人東京都
農林水産振興財団ご担当者さま
公益財団法人東京都農林水産振興財団 花粉の少ない森づくり運動担当 課長 嶋田竜太郎さん

公益財団法人東京都農林水産振興財団
花粉の少ない森づくり運動担当
課長

嶋田竜太郎さん

自然環境を守っていくためにも、また花粉などの問題を解決するためにも、日本の林業を活性化して回していくことがとても重要です。こうした「企業の森」のような活動を通じて、森や林業についての理解を深めていただければ幸いです。さらに参加していただいたみなさん一人ひとりが、体験されたことをご家族やご友人などに話していただいたり、SNSなどで発信していただくことで、こうした活動があるんだということが少しでも広まっていったらうれしいです。

イベント主催者
NTTアーバンソリューションズ株式会社 経営企画部サステナビリティ推進室長 入戸野匡彦

NTTアーバンソリューションズ
株式会社
経営企画部サステナビリティ推進室長

入戸野匡彦

建設や不動産開発に携わっている者として、業務に密接に関係している木材がどんな環境でどのように育てられているのかを知ることは非常に大切です。社員のみなさんには、「企業の森」の活動を通じてそれを直接見ていただきたい。それがこの活動の願いです。今回の植樹では、みなさん苗の小ささが本当に驚きだったようです。そうした驚きをきっかけに、これからも定期的にここに来て下刈りなどをしながら木々の成長を見守ってもらえたらと思います。また「エコロじいの森2」は、山の奥にあった「エコロじいの森」と違って街に近く、駅からの道中に楽しい店もたくさんあります。散策マップも作成したので、社員同士で誘い合って気軽に参加するようになるといいなと思います。

この日植えた小さな苗木

この日植えた小さな苗木も、やがて大きな森の一部へとなっていくことでしょう。これからの10年間で保全活動を通じて木々が育っていくさまを見守るとともに、生物多様性についての理解を深めていきます。

※記載内容は2026年6月現在のものです。施設・サービスの内容は予告なく変更・終了することがあります。