健康増進、知的⽣産性向上やBCP 等の副次的効果
省エネ建築物の性能や取り組みを対象に、光熱費削減(直接効果)以外の副次的効果を評価するものとして、「健康増進」「知的生産性向上」など、副次・間接・相乗的効果(NEBs)を定量化しています。ワークプレイスの温熱空気環境の改善により、「健康増進」として利用者は精神的・身体的な健康によるパフォーマンスの維持向上、また、「知的生産性向上」として集中力や作業効率の向上が見込まれます。
この結果、ビル全体で副次的効果NEBs︓1.7 億円/年を算定しました。
省エネ建築物における光熱費削減の直接効果
アーバンネット仙台中央ビルでは、CASBEE(建築確認総合性能評価)において、最⾼評価となるS ランクの格付けを取得しています。また、環境配慮技術の導⼊によりオフィスエリアにおいてBEI(基準⼀次エネルギー消費量に対する設計⼀次エネルギー消費)0.50 を達成し、ZEB Ready 認証を取得しています。
さらに、エントランス周りやコワーキングスペース等共⽤部へのAI 空調の導⼊やグリーン電⼒などの再⽣可能エネルギーの調達、敷地内の緑化や電気⾃動⾞⽤充電器の設置等、環境負荷低減の取り組みを積極的に実施しています。
この結果、ビル全体で従来の光熱費削減効果EB︓0.7 億円/年を算定しました。
NEBs とEB を合わせた効果額はビル全体で2.4 億円/年、そのうち、オフィスに⼊居するテナントへの効果は2.2 億円/年、オーナーへの効果は0.2 億円/年となりました。なお、テナントへの効果は、⼀部のテナントにおける算定結果を、他のテナントの業種による調整を⾏いながらオフィス専有部全体へ拡⼤推計することにより算定しています。
上記算定額に加え、オーナーへの効果のうち「不動産価値の向上」においては、売却時における不動産評価額の増⼤などのさらなる追加が⾒込まれます。