ユーザーデータと蓄積されたデータの
掛け合わせによる新しい価値創出
社家:デジタル化された社会では、いろいろなデータが集まります。そのデータの活用が課題となります。データをうまく活用することで、社会課題の解決、産業の発展に貢献することができるからです。NTTスマートデータサイエンスセンタでは、データの組み合わせや分析によって、今やるべき課題に対するコンサルティングから未来の新しい価値や体験を創造し、データサイエンスの技術で実現するという目的を担っています。
山本:ヒト、モノ、環境のすべてがデジタル化される世界では、データを活用して新しい価値が生み出せると考えており、それがデジタルツインコンピューティング(DTC)です。
デジタルツインコンピューティングを
街づくりに活用
社家:デジタルツインコンピューティングの概念を実際の課題として捉えるのに適しているのが街づくりだと考えております。街づくりDTC®ですね。
山本:街というのは、それを構成するものとして、都市、交通、流通、エネルギー、小売、ヘルスケア、ロボットなどさまざまなドメインが含まれています。それらの全体最適化を実現し、必要な未来予測を行うデジタルツインの開発を行っています。
社家:街のデジタルツインを大きなひとつのデジタルツインで考えると、とても難しい。そこで、どんなサービスを実現するかというところからいくつかのドメインに分けてデジタルツインを考えています。たとえば、モビリティや店舗、オフィスなど、それぞれの特徴を捉えたデジタルツインを想定することで、それぞれのドメインの中で、未来予測と新たな価値創出ができるように構成するわけです。
山本:(実現するサービスとしては)省エネ、快適性、運用効率性などで相互最適化させるための技術開発も必要になります。
社家:それらの関係がデジタルツインコンピューティングになっているということなんですね。
いままで体験したことがない
ワクワクする世界へ。
山本:例えばフードロスなど課題解決が実現し、バイタルデータから健康的な食事が提供されて、より元気になるというような、そんな街ができると考えています。
社家:街においては購買体験も重要ですね。いろいろなお店で何かを買ったりとか、あるいは迷ってやめたりとか。そうした行動データとモノや環境の情報を組み合わせる。それが行動連鎖(ジャーニー)目線です。ジャーニー目線を時系列でみることによって、先読みができるようになります。そこから、"じゃあ、次は何をレコメンドすればいいか"ということができます。いままでにない体験を提供することができると考えています。